氷上の視姦

 
  スケートは一度だけやった事がある、道産子ですこです。生まれたての仔馬みたいにプルプルと両手両足を着きました。
 
 第2回です吉ラジヲ放送が、2/25の21時辺り(20時からかも知れません)と決定致しましたのでここにご報告申し上げます。パソコンを持っている方はふるって御試聴下さいませ。
 前回は正月ゆえのテンションの高さもあり、5時間という長尺放送になりましたが、今回は長くとも3時間で終わる予定で御座います。
 しかしながら私は前回のような古き良き「オールナイト・ニッポン方式」も好きなので、視聴者がいる限り続けるやも知れませぬ。
 構成や進行はヒロ吉さんがやってくれるので、彼に一任する次第であります。なにか問題が生じたのならそれはすべてヒロ吉のせいである、とご理解頂いて結構です。
 よろしく>ヒロ吉
 詳細はまた後日にお知らせ致しますので、どうぞみなさま、肉親や友だちや水子、いとこやはとこ、隣人や町内会長や目が合った人々、ダニやノミや古本に挟まっている白い虫などをお誘いの上、是非とも御試聴のほどを宜しくお願い申し上げます。
 
 トリノオリムピックはまったく観ていません。やはり冬のオリンピックはイマイチ盛り上がりませんね。
 冬期競技のほとんどは特別な設備を必要とし、そのタイムや技が常人よりも優れていても、身近でないぶん衝撃度は薄い。
 それに比べると、地面を走る100m走や幅跳び、槍投げハンマー投げなどは分かり易い。我々祖先は生きるために氷上の上を走らなかっただろうし、極寒ならば消費エネルギーが惜しい。氷上に獲物はほとんど居ないし、仮に追いかけたとしても捕らえる事は不可能だろう。逆に猛獣に襲われる危険性は極めて薄い。黙って貯蔵する方がずっと有意義だったはずだ。
 反面、常温の地面で早く走れると、それだけ獲物にありつける確率はグンと上がるし、敵から逃げて生きながらえる確率も上がる。走って獲物を捕らえて、走って帰ってくる。
 冬期オリンピックが盛り上がらないのは、そういった本能を示唆しているのではないか。どこかで「ケッ、そんなモンはなんの役にも立たないゼ」というアタマがあるのではないか。
 無論、なんの役にも立たないことこそが我々をより幸せにしてくれているのは重々承知だが、果たして「ウインター・スポーツを観る」ことがそれほど楽しいか? と訊かれれば、答えはノーであります。
 そんなさなか、ミキティこと安藤美姫選手が話題になっとります。技術はもちろん他の選手よりも可愛いのがその話題の所以であることは、テレビを見ていれば明白であります。
 かといって、安藤美姫はそれほど飛び抜けた容姿の持ち主ではない。他の選手と比べて少し可愛い程度である。ではなぜ魅力があるのか? 彼女の練習風景をテレビで凝視しながらわたしは確信した――
 
 ケツが違う! ケ、ケツがイイ!
 
 のである。プリップリしているのである。みなさんも改めて確認して欲しい。安藤美姫選手は、ちょっとエロい躯をしているのです。子供を沢山産めそうな胎盤なんです。それが氷上で華麗に舞うと、男は熱狂するのです。
 
 もはやお解りだろう。
 我々は真冬でも本能的なのだ。