Zassa(ザッサー)、観ました

 
 キャラメルコーン&ミロ(HOT)、ですこです。
 
 土曜、ヒロ吉と呑みに行く。世界の山ちゃんの後(またかよ)、むかーしに行ったスナックに行ってみる。仕切りのあるボックス席なんかはなく、照明の明るいひらけた店である。
 最初に来た女性は、小さくて可愛らしい娘だったが、笑顔に違和感を覚えた。少し考えて違和感の原因が判った。
 彼女の笑顔は、「ジャンクション」というお笑いコンビのボケ担当に酷似しているのだった。
 
 
 
 すんごい似てる。笑った時にできる皺の方向と、歯の出具合や口腔の隙間加減がクリソツだ。
 その後、別のこれまた可愛らしい娘に対してヒロ吉は「めちゃくちゃに旨い肉を食わせてやる」などとうそぶいて、女心を掌握したのだった。ジゴロである、太チンである。
 〆はだるまのジンギスカン(またかよ)。うまし、臭し。
 帰り際、コンビニに寄って噂のプレミアム・モルツを500ml×2本買ってみる。高級ビールなので土器のコップに注いで飲む……非常にうまし、ビール工場の出来立てに近し。
 幼児のように睡魔に弱いヒロ吉はあえなく撃沈、そっと布団を掛けて差し上げる優しいぼく(←ここ重要)。ヒロ吉の鼾を肴に、ほとんど一人で呑んでしまった。4時就寝。
 昼起床、ヒロ吉すでにおらず。クチビルが獣のにおいがする。オートバイと自転車をいじったり、洗濯したり。
 
 
 昨夜は待ちに待った松本人志の新作コント「Zassaザッサー)」の配信日だった。ちなみにテレビではなく、第2日本テレビというVODでの配信。
 23:26、クリックして視ようとするも送金がすんなりいかず、結局30分も格闘することとなった。ぼくはクレジットカード番号でサクっとイケると思っていたのだが、予めクレジット会社とネット認証を済ませるか、ウェブマネーを購入しておかなければならないようだった。幸いJNBに対応していたので、リアルタイムで送金はできたが、ネットバンキングの口座がない人は、じれったさに発狂寸前間違いナシだったろう。
 で、観た。およそ20分のコント、10回観た。面白くて10回観たんじゃなくて、あまり面白くなかったから面白さを探そうとして、10回観た。
 期待が大きすぎたのか、正直、期待はずれだった。
 ぼくはおそらく松本人志の、ダウンタウンの全ての漫才とコントを見ている。朝まで語り明かせるくらいさ。もう、トラウマなんだよな。
 彼がテレビでのコントから逃れてVisualbumを創った意義は充分にあったと思うが、今回のコントに関してはそれを感じられなかった――テレビでもできるんじゃねーの?
「テレビという不自由な場所で、可能な限り演ってみせる松本人志のほうが面白い」と思うのはぼくだけじゃないだろう。
 深夜の「一人ごっつ」や、早朝の「働くおっさん人形」と「モーニングビッグ対談」、それら全て抜群に面白かった。テレビの隙間を、高度な笑いで埋めていた。
 作り込まれていないぶんハプニングが面白くて、作り込まれたモノはハプニング性に欠けてしまう。
 ぼくは、笑いと完成度は必ずしも比例しないと思っている。「もう一度見たい笑い」って、大抵はハプニングだもの。「笑いのクオリティとは何なのか?」これは非常に難しい問題だろう。
 
 しかし、まだ第2日本テレビは始まったばかりだ。ネット、それも課金していれば視聴者の感想や意見もダイレクトに届くだろう。
 ぼくは応援しています、ちゃんとお金も払います。だからもっと暴れて下さい。
 
 Zassaはこんな感じです。