酒飲み日記

 
 コレ(Sexy Naked Magician)とても面白い、ですこです。あ、18禁ですからね!(このブログ自体も)
 
 水曜、夕方。
 ビアガーデンのチケットを1万円分貰ったので、ヒロ吉とさとしをほとんど無理遣り呼び出してグビグビ飲みあげる。さとしはダヴィンチコードの文庫本をくれた(セイコーマートのレジ袋に入れて)。
 22時、折角だから終電まで呑もう、という事になりファッキン・チープな焼鳥屋「串鳥」へ。安くともビアガーデンでの肴とは比べものにならないほど美味しい。ハイペースで飲みあげる。
 会計時、「さっきですこは1万円払ったんだから、ここは俺たち二人で払うよ」と言うかと思いきや、全くそんな気配はない。どうですか、みなさん!? 普通なら言いますよね? もしぼくが彼らだったのなら……いや、言わないわ(こら)。
 三人では釣りに端数がでたらしく、さとしが千円を寄越したので、奪い取るようにして財布に入れておいた。
 
 別れて、独りK師匠の店へ行って、チャリ談義。
「お前、こないだ俺が教えた店に行ったのか?」
「行きました。非道いガンコ親父でした」
「俺の名前は出したのか?」
「いえ、出していません」
「バカヤロゥ。出せばすんなりいったのに」
「……へい」
「“ヘンなヤツが来たらよろしく”と言っておいてやるよ」
 
 一人の中年が来店。レコード会社の人間らしく、新作のサンプルCD数枚をK師匠に手渡していた。その中にUAの新作があったので
「K師匠、コレ聴きましょうよ」と言うと、
「いや、聴きたくない」と言ってまたもや戦前ブルースを掛け始めた。
 俺は知っている。K師匠は大量のサンプルCDを貰っているのにも拘わらず、ソレをほとんど聴かないのだった。ガンコ親父め!
 カウンターでレコード会社の人とレコード談義。
「プロモーションですか?」
「そうです。ラジオとかに売り込んでも、いかんせんリスナーが少なくて、売れません」
「最近はLast.fmがアツイですもんね」
「…? なんですかソレは?」
 このように、業界の人間の方が無知だったりするものだ。
 
 するとK師匠の怒号が。
「お前バカヤロゥ。パソコンばっかりやってないでライブやれよォ」
「そういや、mixiにK師匠のコミュがありましたよ」
「ああ、噂で聞いた」
「若かり日の映像がYouTubeにありましたよ」
「何っ?」
「“天国注射の昼”です」
「勝手に人の映像流しやがってー! でも懐かしいなァ(しみじみ)」
 
 芋ロックを6杯ほど呑んで店を出る。
 
 3時頃に帰宅してパソコンを立ち上げると、T師匠からメールが。
「貴様は左官屋のくせにまだ起きておるのか。そんな事だからいつまで経っても階段を作れるような一人前にはなれんのだ」
 お叱りを受けてしまった。
「T師匠こそ土建屋で、朝早いのだからそろそろ寝て下さい」と返事を書いて、
スイッチが切れるように眠りに落ちた。
 
 師匠クラスともなると、眠らなくても平気らしい。