Take That Nightmare

 
 朝起きると股間に巨大な芋虫がはり付いていた、ですこです。
 
 書くことが無い、というのは嘘で「考えるのが面倒だ」というのが本当で、時間が無いというのも嘘で「なにか別な他の事をしたいだけ」なんだろうと思うんですけど、どうですか。
「考えたくもない」という宣言が一番潔くて、ぼくは好きだなぁ、いいなぁ。死んじゃえよ。
 
 さて、書くことがないので(えーっ!)、時事ネタです。
 

出会い系サイトで知り合った複数の女性に「結婚する」とうそをついて約6800万をだまし取ったとして、石川県警大聖寺署は8日、住所不定、無職の大野孝利容疑者 (48)=別件の詐欺罪で公判中=を詐欺の疑いで金沢地検小松支部に追送検した、と発表した。調べによると、大野容疑者は設計会社の社長と偽って、出会い系サイトを通じて 女性に近づき、04年3月から05年10月にかけ、滋賀県内のパート店員の女性 (46)から3710万円、同様に05年6月から今年5月にかけ、奈良県内の無職女性 (36)から3068万円をそれぞれだまし取った疑い。

 
 いいねぇ、こういうの。スタンダードな結婚詐欺、典型的な“WHITE KNIGHT詐欺”だ。特筆べき所は、消費者金融を利用した事もあるがそれぞれ三千万も持っていて、それを捧げた事だ。『あるところにはカネがある』んだよな。容疑者の優れている所は「たった2人から6千万をせしめた」ことにある。これ、凄いことですよ。「600万×10人」じゃない訳ですから、相当な目利きですよ。プロくさいなぁ。
 容疑者が自称社長を謳っていたことからも判る通り、被害者は渡したカネの見返りを求めたいたのは明らかであり、この辺りは現在話題の『近未来通信』なども同じ原理で騙されているわけです――これくらい渡せばあれくらいの色が付いて戻ってくるだろう――と。
 
 今回の詐欺で云えば、3千万という額はヒビやアカギレするほどの倹約生活をしなくとも10年くらいは生活できる訳ですし、3千万を一から貯蓄するとなると、例えば手取りで年収が400万だとすると、生活費をさっ引いてみれば少なく見積もっても15年は掛かる訳ですから、騙された彼女たちは合計25年もの倹約の夜に視た甘い夢が崩れ去ったわけです。
『出会い系で知り合ったばかり女性の過去と未来を合わせて20年を無下にさせる才能』は、筆舌に尽くしがたい技能だと思いませんか。天才だって。
 
 近年、年金分割団塊世代の晩年離婚も増えている。こんなに愛のない輩に年金を払っているんだから、ちょっとは詐欺を賞賛したいんだ。だってぜんぶ詐欺じゃんか。
 文句あるかバカヤロゥ。