人生のおもて面、野見ですこです。
 
 最近、酒を控えている所為か22時ともなると眠くなってくる。先週末、久し振りに発泡酒を500ml×6本呑んだが、かつては毎日呑んでいて「まだ2本あるはず」と心の中で言いながら冷蔵庫を開けると1本しか無かった時はショックだったのに、先日は「まだ3本も残ってやがるのか」と心の裡が変化していたのは、我ながら意外だった。
 早く帰宅しても酒を呑むわけでもないのでダラダラと仕事をするようになったら、帰宅が1時間強遅くなった。“仕事辞めたらぁオーラ”が全身から迸っているのだろう、社長もなんだかよそよそしいし、ぼくの眉間にはわざとらしいまでの縦皺が刻まれている。
「この人は辞めないだろう」と思っていた取引先の人が退職していた。どうも最近、ぼくの周りでは密かな転職ブームのようだ。みんな大丈夫なのかな。世の中そんなに甘くないゾ(お前が言うな)。
 
 小汚かった近所のコンビニが改装されて、それまでは愛嬌の無かった店員の女の子(たぶん十代)が、指導を受けたのか急に元気溌剌になった。かつては「あと、セブンスターワンカートン」と言うと、キッっと睨んで極めてダルそうに「ゴミ袋かライターが付きますが?」と返してきたのを、ぼくは微笑ましく思っていた。それが急に“店員然”とされてしまうと、なんだかスレてしまったように感じて、残念に思う。今度、「温めますか?」と訊かれたら、「チンして、チン!」とセクハラをしてやろうかと思う。
 
 高校生の時、制服を着たまま近所のコンビニへエロ本と煙草を買いに行くと、レジのおばちゃんに「ダメッ!」と、毅然と言われ逃げた事がある。ダメだったのはエロ本だったのか煙草だったのか、それともぼくの人間性だったのか。
 
 嗚呼、水が美味しいなァ!