神はフランケン

 
 皮フ科でもらった薬の効果が覿面、ですこどえす♪ チュ♪(カラッカラのくちびるで)
 
「ピーピーパナップ」でググると(あるいはヤフると)、TOPにくるんだけど、あまり嬉しくないです。
 はっきり言っておく――もう、検索でここに来るんじゃない! と言いつつ pppanappu というローマ字表記も、書いておくけれども!
 ぼくは彼を嫌いじゃない。
 僕は彼(おっと、彼女かな?)の事をよく知らないんですけど、以前から映像は観ていて、彼はいったい何がしたいのか、理解できなかった。
 男として男を手に入れたいのか、はたまた“性を超越した美”をもってして、全ての気を惹きたいのか。
 ぼくがピーピーパナップに興味を持った理由は、性が感じられなかったから、なんです。
 自己顕示欲が相当に強力であることは“彼女の”TouTubeで明らかなんだけど、自己愛よりも強い自己顕示欲が整形によって成り立つと考えて実行しているパナップは、やっぱり歪んでいるけれど、どこかで潔い。
 
 みんなどこかで、何の実績も保証もない自分に、期待している。
 それが容姿だった場合、鏡に映るけれど、それでも人は、角度によって自分を愛したりする。
 100m走で他よりも明らかに劣った場合は他の競技を探し(あるいは審判を糾弾して!)、そことは別の場所に勝負の好機を見出して、それでもそこで負けたやつらは、それぞれに相変わらず、何の裏付けもない期待をしている。
〈期待〉というのは嘘で、人は「自分はあいつよりも優れている」と思って止まない、何の学習もしない本物のバカだ! バカで無能な事に気づいていない!
 みんな、バカだ。もちろん、ぼくもだ。バカしか居ない!
 
 パナップは、少なくともぼくよりは、バカじゃない。