眠くなると読書がしたくなる病

 
 かつて「毒虫小僧」と呼ばれていたですこです。
 日野日出志作の不気味な、でもぜんぜん怖くないマンガでした。
 それをふと想い出して、カフカの〈変身〉を買ってみる。古い海外文学作品の文庫が異様に安いのは、著作権が切れたからなのだろうか。翻訳者も没後五十年経っている場合、印税は発生しないのだろうか。まあぼくには関係ないのでいいんだけど。
 やはり面白くなかったので、読了までに数日を費やす。あと、翻訳の文章ってよみにくくてかなわない。変なところに平仮名があって、やたらと主語が多いのもその原因だ。
 世界的名作といわれているのかも知れないが、ぼくにはよくわからなかった。そもそも文学が何なのかが解らないので当然だろうけど。

 
 いまは筒井康隆〈大いなる助走〉を読んでいる。これも古い本だが、面白いので読むのが勿体なく、寝る前に眠気を我慢しながらムフムフと身悶えしながら読んでいます。
 
働くおっさん人形〉に出演していた中野正次さんが作詞・作曲した『生き地獄』という名曲の着メロを入手したんですけど(さっそく着信音に設定済み)、微妙に音が違うので暇をみて作り直すか、あるいはDVDから音を抜き出して「着うた化」しようかと思案中です。
 
 関係ないけど、蛾の種類は蝶よりもうんと多いそうです。中には蝶みたいな蛾もいますが、ひとつの見分けかたとして“羽を開いてとまるのが蛾”で、“羽を閉じてとまるのが蝶”だそうです。足は閉じて眠りましょう。