まぁ〜そんなことど〜でもいいんですけどねぇ

 
 こんばんは、今日もハナクソがうまいぞ! やっぱりうまいぞ! 佐川ですこです。あのですね、ハナクソを取り出しますでしょ。それをですね、机でもちゃぶ台でもいいんですが、角にくっつけておくわけです。なぜ角なのかといえば、その方が乾燥が早いからです。それでその乾燥したハナクソをですね、あれ知ってますか、のりたまのすきやき味。あれにですね、入れるわけです。そうしますとですね、化学調味料と拮抗したナチュラル極まりないハナクソとが、ハ長調のハナモニーを奏でるわけです。
 
 先日、友人宅で初めてWiiをプレイした。買わなくてよかったな、と思った。独りでやるゲームじゃねえ。
 その後、Windowsの使い方を教えてやる。と言ってもYouTubeなどのやりかただけだが。化石のようなiMacを除けてナジーム・ハメドマイク・タイソンのKO集を見せてやると、子供のように感動してはしゃいでいた。「エロも見られるぜ?」というと彼はうつむいて、隣の部屋から嫁さんの怒号が聞こえたので、文字通りシャットダウンした。
 
 その後、退職して有給を食い潰している于吉とススキノへ。旨い焼き鳥屋が定休日だったので世界の山ちゃんへ行くことに。以前のような盛況っぷりはすっかり影を潜め、ガラ空きだった。近くにいた関西人の声がやたらと大きくてイラっとくる。関西弁は大好きだが、これみよがしに「わし関西人やで! おもろいやろ!」というゴリ押しタイプは、本当に殺意を覚える。彼の話や振る舞いを聞く限り、まったく面白くなかった。つまらない関西人と、鈍足の黒人は似ている。そういう意味で彼は不幸だ。ほんと、死んで下さい。道頓堀にぷっかり浮かんで下さい。橋の上からビチグソかけてあげますから。
 その後、于吉を引っ張ってYちゃんの店へ。いやゆるダイニング・バーといった趣の店だが、平日ならばまず客はいない。店主と友だちで空いている店ほど重宝する店はないのである。それに雰囲気も悪くない。しかも自転車ごとドカンとお店に入れる(お墨付き)。
 店主といっても彼は雇われ店長で、しかもオーナーは道楽で経営しているので空いていても殺伐としていなくて、どこかホンワカとしているところがこれまたナイス。二件目や三軒目にはうってつけのお店といえるだろう。
 ぺちゃくちゃちゃしゃべって、三時に散会。
 于吉さん、今度はちょんの間に連れて行って下さい。
 
 翌日、紙袋に入っている大量のペーパーバックを乱読する。見る限り不安を煽るようなタイトルが目立つのは、売るためなのだろう。「レアメタルパニック」とか言われてもメタルスライムしか連想できないこの脳味噌を、なんとかしたい。
 他には「実話ナックルズ」などの裏街道系の本があった。衝撃的だったのは坂本○浩とかいう人の写真で、子分らしき数人が体の目立つところに『坂本○浩』と刺青を入れていることだった。
 異様である。強要したのか、自発的に入れたのかは判りかねるけど、若い子たちが自分の腕に恋人の名前の刺青を入れるような稚拙さを感じた。気持ちはわかるけどやめとけ、と。やるならばいつか生まれる自分の子供の名前にしとけ、と。
 調べてみると坂本○浩は、かつてあったテレクラ放火殺人事件の主犯らしく、年末年始にかけての裁判でおそらくは死刑になるだろう。事実、彼に犯行を依頼した婆さんは死刑宣告をされている。どうすんだろうね、あの刺青。まあ今は結構綺麗に消せるからいいんだろうけど。
 ぼくも刺青入れたいな。和彫り、手彫り。名のある彫り師にお願いしたい。そこに辿り着くまでのプロセスがすでに刺青。まあどうでもいいけど。
 
 同じ名前の刺青を複数が入れるとなると一気にカルトのにおいがしてくるわけだけど、こないだこんなのを見つけた。
 
 日本における「リトル・ペブル」の共同体
 
 古今東西、セックスを売りにした宗教団体はたくさんあるんだけど、挙げた団体は比較的新しいだろう。衝撃的なのは、彼らのいう「正しいSEX」と「つぐないのSEX」のビデオを販売していることろにある。
 こうなると、カトリックに疎いぼくなんかは「ただの乱交じゃねえか!」と思うんだけど、信仰の深い人たちにとってはカルマらしい。
 たとえば、カトリック系のサレジオ学園での児童への性的虐待などは花村萬月さんが小説で書いているけど、ネット上にもほとんど同じ告発がある。
 
 児童養護施設 東京サレジオ学園/児童虐待/性的虐待
 
 ああそうですか、宗教団体はニンフォマニアとペドロフィリアの集まりですか。
 ここまでくると、神とかは関係なくて、いかに人間の欲望が強烈で、それを偶像に転嫁しているかがわかるというものです。
 そうなると、罪とはなにか、という問題になるわけです。
 いいですか、みなさん。いまから五分間、考えてみて下さい――「罪とはなにか?」を。
 







 
 zzz……すいません。寝てました。
「まぁ〜そんなことど〜でもいいんですけどねぇ」と、みつまJAPAN'が言っているので、宿題にします。あ、解かないで下さいね。説くのはもっとやめて下さい。
 
 ペーパーバックの中に犯罪史みたいな本があったのでペラペラ読んでいると、白鳥由栄の名前が出ていて嬉しくなった。
 稀代の脱獄犯です。ロマンがあるねぇ、この人は。
 詳細は彼をモデルにした吉村昭さんのフィクションに詳しい。買っとけ。めちゃくちゃに面白いから。
 
破獄 (新潮文庫)

破獄 (新潮文庫)

 
 ↑画像も脱出とは、これいかに。