貧弱な記憶力でごめんなさい

 
 もう一ヶ月経ったのかと、もう春かと。
 有料オプションが切れたのでカウンターの確認はできないが、おそらくアクセス数は激減しているだろう。ま、いいけど。つーか余ってるウェブマネーの使い道がない。
 さて、昼酒呑みながら書きますかー。夕方から仕事だけどー。
 
 みなさんも同じだろうけど、不景気どころか、計画倒産を狙ってんじゃねえか? ってくらい忙しかった。こりゃ春からくるよ、相当な不況が。
 去年の夏くらいから経済の動向を注視していたんだけど、結局のところどうなるのかまったくわからない。破綻したアイスランド人だってピンピン生きてるわけだし、ノルウェー産の鯖は脂がのっていて旨いし。
 
 某日、久し振りにサシ呑み。やっぱいいなあ。店主と話し込みバルサミコソースの作り方を伝授される。丑三つ時になると髭が伸びて労務者風になってゆくS一郎と、山岡屋で〆る。体を浮腫ませて、四時散会。S一郎は帰宅後に唐揚げ弁当を食べたらしい……。
 
 翌日、二日酔いを引きずって駅地下のメキシコ料理。グリルチキンうまし。BGMの全てが初期のロス・ロボスに聞こえる病。N村先生に腕時計の修理を依頼、料金タダでございました。駐車料金を払うのが馬鹿らしいので、特約店で余計な物とバルサミコ酢を購入。
 
 某日、吹雪の中を電車に乗ってイタメシ。高級感溢れる店内、パリッとした店員たち、ビールと同額の烏龍茶、メニューの最後に小さく「サービス料10%いただきます」と、キャバクラ以来のシステムに畏れおののきつつ「ノーパンか?」と邪推、股間は円錐。お目当てのマルゲリータはやたらうまし。他はまあまあ。つか出てくるのがやたら早い――「チン、か?」。さらにメインである仔羊のソテーを取り分けている真っ最中に「灰皿お取り替えします」と、マグナム級のKYっぷり、スパイスたっぷりの仔羊にひらひらと降り注ぐ煙草の灰たち。二度と来るかーい! お酒二杯で店を出たのは初めてです。悶々しながら帰りにキャフェでビール、ついでに高いところで回転。
 
 某日、楽器や機材を売却。不況の所為か、相場がかなり下がっている。お金のある人はいまのうちに投資しておくといいだろう。但し、自分が好きな物を。幸い相場以上で売却できたが、お金は魔法のように消滅した。そして初のクレーム返品。チェックしてるところを動画撮って送ってくるという徹底っぷりに、ちょっと感動を覚える。動確したところ、落ち度はこちらにあった。うー、めんどくせえ。自分で使おうかなー。
 
 某日、暇だったのでコンビニで雑誌を物色するも、ギターマガジンもミュージックマガジンもレココレも無い。最も興味を惹いたのはオレンジページで、初めて読んだけどおもしれえ。奥様たちの知恵が満載じゃないですか。早速レシピを見ながらこしらえてみる。

 グリルチキンの塩だれ。パネェうまい。もうレシピ本とかいらねえ。次号は確か4月2日だったかなー、たのしみだなー。
 
 某日、愛と永遠について思案する。それは幻想かもしれないし、その幻想がないと生きていけないのかもしれない。永遠を信じることができないのならば、せめて嘘のない世界に棲みたい。ぼくの周りにも嘘つきがたくさん居る。というか、最も身近な人も含め、ほぼ全員が嘘つきだ。なぜそんなに、悪者になることを拒み、嘘に嘘をデコレイトして卑怯者に成り果てるのか。過去が人をつくるというよりも、嘘が人を形成していると言ってもいい。とにかく、ぼくの周りの嘘つきたちは全員消え失せて欲しい。もうウンザリだ! 嘘つきはひとりで充分だ! ぼく以外の嘘つき共は全員どこかに消えろ!
 
 某日、中華屋の店先で、ピクリとも動かないまま横臥している猫を発見。体の周りの雪が融けていたので「うん、生きているさ」と自分に言い聞かせ、胸騒ぎを抱えたまま焼き肉屋の暖簾をくぐる。その瞬間から今日まで、猫のことなどすっかり忘れていた。
 
 某日、円山のarkr屋へ。何年振りだろうか、牛タンが豚タンに変わっていたことに違和感を覚えたが、店主の「狂牛病の影響で〜」という発言に納得する。ビールを自分で注げば50円引きという素敵なシステム。かつて飾られていたポール・マッカートニーの1stアルバムは、もう無かった。これも狂牛病の影響だろうか。ならば「RAM」を飾ればいいのに。
 
 某日、千歳のRERAへ。こんなにたくさんショップがあるのに、欲しい物がほとんど無いという不思議。シャツと灰皿、なぜか足踏みのゴミ箱を購入。食事は櫻島のラーメン、チャーシュウと角煮がこれでもか、とてんこ盛り。ぬるい上に麺が軟らかいという最も許せないタイプ。もう肉は避けたかったので、夜は近所の回転寿司。だのに「注文を受けてから握ります」と、回転しているのは季節のメニューが書かれた札のみ。他に人はおらず、どうやら客は回転していないらしい。サーモンおいしゅうございました。
 
 さて、仕事にいかなきゃ。