続・秘密

 
「…」
「あら?ルイージじゃない」
「や、やあピーチ姉さん」
「どうしたの?こんなところで」
「いや…別に」
「またまたー。顔に書いてあるわよ」
「姉さんには敵わないヤ」
「うふふふ」
「ところでマリオ兄さんは?」
「いま、味ぽん買いにいかせてるわ」
「そうかぁ…」
「で、どうしたの?」
「うん。実は姉さんに伝えておきたい事があって…」
「ずいぶん神妙ね。わたしは何を言われても驚かないわよ」
「うん…でも」
「男ならバシッと言いなさい」
「じゃあ、兄さんには俺が言ったって事をバラさないで欲しいんだ」
「オーケー、わかった。約束するわ」
「実はおれ達、メキシコ人なんだ」
「もういいって!バレバレだから」
「え?知ってたのかい?」
「鏡を見て御覧なさいよ。思いっ切りポンチョ顔よ」
「そうか。じゃあ僕の好物がタコスだって事も?」
「ポケットからブリトーがはみ出ているわ」
「じゃあ、メキシコのアボガド輸出量が世界一だって事も?」
「アボガドじゃなくて“アヴォカド”って事もね」
「まったく…姉さんには敵わないヤ」
「うふふふ」
「じゃあ姉さん、いまのうちに」
「そうね。一発ヤリましょう」

 
 そんな、スーパー穴Bros.