口糊考

 
 なんとなく旨そうだったので生のニンニクを囓ってみたら半日口内が辛かったですこです。よい子のみんなは真似しないよーに。あとね、唐辛子を触った後にオナニーをするとちんちんが痛くなるから注意しような!
 先日、友人から
「ブログ始めました♪見てねv(~o~)v」
と、スパムなみのかっるーいメールが来まして、見ればなんとはてなダイアリーだったので驚いた次第であります。なんでも上司が見てるとかで、綺麗事を並べた嘘ばっかり書いてやがるので、数々の蛮行や本性をバラしてやりたくなりました。トラックバックってこういう時に有効なのかなぁ、よくわかりませがやめておこう。殺される。
 彼は現在営業職に就いていて多忙そうです。私は営業はやった事はありませんが、なんとなく察しが付きます。金のない人にゴム紐を売りつけるのは押し売りで、金のある人に自社製品を売る事を営業と呼ぶのでしょう? 違うのかな。だってみんなバカじゃないんだから良い物が欲しいしどこで良い物が売ってるのかは知っている訳で、買いあぐねていたりお金が余っている人に対して「ウチの商品を買って下さい」と頼み込むのが所謂営業なんでしょう? 他の製品とは大差がなくて、特にウリもない商品を特に興味も持っていない人に買って頂くのが営業職だ、とわたしは解釈しとります。
 良い物は黙っていても(広告だけで)売れるけど、それに劣る物は末端で動かないと売れないという事なんでしょう。つまり大半の営業職は自社製品に対する世間の評価の低さは理解している訳で、それをなんとか売らなきゃなんないから、悩み、ビジネス書を漁り、自己啓発セミナーを受けたりするんでしょう。苦悩の所以はそこに在り、また、売ったときのカタルシスもそこにあるのでしょう。
 例えばヒュンダイを一台売るのとカローラを一台売るのとではえらく違うと思います。「んなモン誰が買うか!」というモノを売れる人が、所謂ヤリ手と呼ばれるのでしょう。ですからわたくし思うんです、そんなモン作らなきゃいいのにって。でもボコボコと“自称君主”がタケノコのように現れてくるからこれだけ様々な企業がある訳でして、タケノコはいづれ“藪”になりますから同じ原理で、いかがわしいマルチ商法もヤブ医者の如く(それにまつわる患者も)蔓延するのでしょう。
『他にもっと良いモノがあるのにわざわざソレを売る』と云う意味では両者にさほど違いはないと思います。セロテープやコカコーラがなくなると淋しいですが、かくれんぼくんやチェリーコークがなくなっても別に構わない訳です。だがしかし、その“余計な出る杭”は技術の向上、価格の適正化などに貢献する事もまた事実であります。つまり、おれがおれがと、おれもおれもと、競争社会なんですね。そういった仕組みに熱中はおろか、全く馴染めない人たちがどんどんと挫折したり最悪は自殺してゆくのでしょう。「じゃあ競争なんてやめてしまえばいい」というのは早計でして、そうなればなったで、誰もが向上心を失ってくらーい時代が訪れる事は確実でありますし、世界規模で商品が飛び交う現代ですからどうしたって競争は回避できない訳で、生きてゆくって大変だなァ、と思います。
 いまはライターにしか火薬はないけど、やっぱり戦争してるんですね、わたしたちってば。