シワッス!(年末のウルトラマン)

 
 泉フェラ千代ですこです。長寿故の歯茎の感じがコレまた…(もういいっつーの)。
 
 しかしまぁ忙しくてですね。忙しいと云っても20時には帰宅しているんですが、忙しいのです。いつ休めるのか判らないうえに年末は30日まで仕事ですよ、まったく冗談じゃないです。やってられません。
 でも販売業の人は正月も働いている訳ですから、わたしも頑張って働こう、
と、
は、
まったく思いません。おれは販売業じゃねぇ!
 売り上げを伸ばす為には営業日を増やすのが一番手っ取り早いそうです。当たり前ですよね。
 人員確保の為には強迫と洗脳が有効だそうです。あたりめェだよなァ? 兄弟ェ?
 しかしね、元旦も休まないデパートに未来なんかありますか。無いですよ。暗ぁーい時代の到来であります。日本にゃ絶対にバカンスは根付かないね。全くせせこましい民族ったらありゃしねぇ!
 
 私が経営者ならば年間182日を休日にします。
 休日出勤をした人間は30日出勤停止、仕事を持ち帰った人間は減俸、居眠りをした人間は茹でたてパスタを顔面刑、あくびをした人間はよだれ玉装填の刑。
 徹底的な合理化、鉛筆一本無駄にしない極限までのコスト削減、就業時間が過ぎればブレーカーが落ち、シャッターが締まり、水責め、もちろん地下水、赤水。
 スーツを含む制服は自社生産、非ネクタイ、代わりにツイストスカーフを中尾彬に発注、女子はタケノコ族風。兎に角、おしゃれ禁止。
 勤務中は全面禁煙、どうしても吸いたいのならば屋上へ、だが屋上では飢えたコモドオオトカゲを20匹放し飼い。防具ナシ、武器は火のついた煙草のみ。
 人事や啓発は全て社内新聞で行い、全面ローファイ四コマ漫画、配布は人力FAX、つまり飛脚。
 社食は炊き出し。講師はヨネスケ。二日にいっぺんはスキー汁。残した人間は次回厨房担当。
 
 書いていて我ながら、厭な会社であります。如何に企業努力をしても末はどうしても悪になってしまう。
 だからせめて社訓は
『足るを知れ』
 にするべきだ、とわたしは思うのでありました。