M-1を見て思う

 
 ケツから練りカマボコ、ですこです。
 下痢なんである。昨夜、ホールケーキを一人でやっつけた所為で、わたしのホールからチョコレートクリームが出てきたんである。きのとやも一目置くわたしは、密室のパテシエである。
 大体わたしは小学生の時から痔なので、下痢になると痔になり易い事は重々わかっている。できればウォシュレットが欲しいのだが、一人暮らしの尻一つだけつの為に、と考えると躊躇してしまうんである。
 もし、わたしが五つ子を抱えたお父さんならば、迷わずウォシュレットを買うだろう。三つ子ならば、買わない(買えよ)。
 最近、シモネタが多いな…。
 
 倉庫と化している奥の洋間を漁っていると、以前ちょっとだけ使っていたCanopusのPCIテレビチューナーを発見、早速差してみると映った。モノが古い所為か、映りはあまり良くないが鑑賞には充分耐えられる画質だ。
 今では安いTVチューナーも昔は高かった。3万くらいしたと記憶している。テレビ買えばよかったなぁ、89年製だし壊れてきてるし。あ、貰いもんだったか。
 そしてPCでM-1を録画する。2時間高画質上等、HDDの空きは腐るほど在る。300GBで15000円を切る。そう考えると、160GBしか容量がないDVDレコーダーのウン万円という価格はボッタクリに思える。やっぱ要らんなぁ。
 
 優勝はダーク・ホースのブラックマヨネーズだった。Yahoo!動画のお笑いカテは週に一度はチェックしているので、彼らの存在は知っていた。だが、彼らが決勝に残るとは思わなかったし、まさか優勝するとは思わなかった。
 
 大舞台の魔力だろうか、彼らのネタはオンデマンドで観た動画よりもずっと面白かった。スタイルは正統派だったが、細かい台詞の気が利いていた。
 なにより、早いテンポで滑舌が抜群に良い。紛れもない“芸”であった。良いコンビだと思う。
 ライブ審査なので誰が優勝してもおかしくなかったが、彼らは普通に面白かった。スタンダードでちょとだけ新しい、故に新鮮に見えた。ロックでいえばNRBQ的な、ね。
  
 笑い飯はもともとあまり好みではないので、正直どうでもよかった。わたしは一度も笑えなかった。
 品庄は結構好きなので面白かった。気合いは感じたが、平成のパピプペポ以降の庄司はどうかと思う。良いコンビだとは、あまり思わない。
 チュートリアルは好きだ。良いコンビだと思う。今回は芸風を変えたな。
 タイムマシーン3号は一番サブかった。予定調和でNHK向き。ツッコミも良くない。
 麒麟は、飽きた。これに尽きる。良いコンビだとは、あまり思わない。
 南海キャンディーズは面白かった。しずちゃんは可愛い。山ちゃんは、実はド変態であるらしい。飽きられても追い鰹で山ちゃんのド変態ネタがあるだろうから、それが楽しみである。
 わたしが一番面白いと感じたのは千鳥だった。
 前半はとても面白かったが(あんなのが好きなんです)、後半にダレたと思う。つまり完成度が低かった。だが、それが千鳥である。度胸がある。ツッコミのノリツッコミが、特に良かった。
 とても良いコンビだと思う。
 
 以上、勝手に評しましたが、わたしが思うに、お笑いコンビは幼少時からの友達がよいと思う。ダウンタウンの昔の漫才を改めて見ても、「仲よき事は美しきかな」を感じるんである。養成所で知り合ってから〜、とは異質の懇ろ具合である。
 笑いが見たいというよりも、わたしはソレを見たいのかも知れない。漫才に於いては、である。
 
 笑いはむずい。