てんでなってない
ヒップホップ応援団、ですこです。全巻持ってました。
ここ一ヶ月くらい、まともに本を読んでいない。「欲っしー!」と購入した積ん読は沢山あるが、読む気がまったくしない。
わたしは読了した本は棚に突っ込み、未読の書は枕元に置いているので、一ヶ月も積ん読されている本たちは、フケまみれである。
わたくし、三十二歳。
洗髪を一日でも空けると、頭が痒くて仕方ないのである。就寝中などは、ジミー大西を早送りしたみたいに掻きむしるんである。寝ながらにして掻いているが、無意識ではない。フケの舞いっぷりは夢で視ている。
早朝の爪の間には、劣化した血が挟まっていたりもする。
わたくし、三十二歳。
わたしは頭が痒い。ガワも、ミも、である。
内外乾ききったスポンジである。
一ヶ月も本を読まないと、読点の打ち方がわからなくなってくる。読点の使い方は難しい。
だが、読点は将棋の銀である、とも思う。要は遣い方である。
はてなに移行してから、私は長文を書くようになった。文字数制限がないぶん、読点の難しさにブチ当たった。
平仮名、漢字の使い方はもちろん、句読点も重要なんだな、と改めて思った。
わたしはここしばらく、読点に気を遣って、実験している。
読点は休符に近い。だが、曲がないと読点も活きないし、内容が良くても読点で台無しになってしまう。
短文と長文では読点の使い方も違うし、段落でも違う。
読点でリズムをモノにしてみたい。
ネット上のテキストでは、文字を大きくしたり色を変えたりは簡単にできるが、おれがやりたい事はそういう事ではない。
わたしは、カセットデンスケになりたい、毎日一本のテープを作りたいのだ。
むずい。文章は、むずい。
そして楽しい。
花村萬月氏は、不器用な読みにくいHPを自力でやっておられる。ログを残さない更新ペースは週に一度くらいだろうか。売れっ子にしては異様にマメである。
しかもそのほとんど全てが名文なんですってば。プロって凄いですね。