発想を転覆せしめると、空へ沈没するのだろう
徹夜で仕事を終えてカレーを作っている元気いっぱいですこです。酒が入っていなければ徹夜くらい平気です。
ルゥの箱の裏に「肉と野菜を炒めて」と明記してあるのが前々から疑問だった。
肉表面を焼く理由は判るが、果たして野菜を炒める必要があるのだろうか。
みじん切りの玉葱ならいざ知らず、乱切りした野菜を炒めても効果はないように思えるし、むしろ焦げが付いて見栄えが良くない。
肉を炒めて、野菜を投入し、水から煮ていけばそれで良いのではないだろうか。
大体、ポトフは野菜を炒めないのである。故に優しい味なのではないだろうか。
ほとんどのメーカーの箱の裏に書いてある「肉と野菜を炒めて」は幻想、都市伝説である。
昔、わたしの母がスパゲティをフライパンで炒めていた事と同じ仕組みである。本来スパゲティを炒めるのは厳禁であり、フライパンで和える時は必ず火を止めるんである。
わたしの母は焼き目が付くまで炒めていた。かた焼きそばか、ってくらいの“逆アルデンテ”だった。
豚汁然り、ひょっとしたら肉だって炒めない方が美味しいかも知れないと思われるが、いかがなもんでしょうか。
煮込み系料理において「焼き目を付けて旨味を閉じこめる」という科白は、ちょっと眉唾なんである。ソレは焼き物の話であって、煮込みの場合はむしろ旨味を汁に発散してやった方がいいのではないか。
今度試してみよう。いや、よそう。
関西地方ではここ十数年のあいだ、毎年末に「オールザッツ漫才」という、約五時間に及ぶ生番組を放送するのが恒例のようだ。
様々な芸人が怒濤のように芸を披露する、お笑い好きには堪らない番組である。関西圏以外は恐らく視聴できないが、現代はPCでDLをして見る事ができる。
わたしは年明けにwinnyでオールザッツ漫才をDLするのが楽しみなんである。さっきやっと2005版をDLできた。いま見ながら日記を書いている(マルチモニタは便利です)。
2002から見ているが、やはり関西は層が厚い。サッカーとブラジルのようだ。
全国を意識していない所為か、関西ローカルの匂いがプンプンする。バッドボーイズなどは思いっきり「マンコ」と言った。
バッファロー吾郎の木村がやたらと偉そうにしているところも関西圏ならではだろう。彼が発掘して売り出した芸人が全国区で人気を博している事を、関西人はおそらく知っているのだろう。
ちなみにわたしは、野性爆弾とシャンプーハットが昔から好きである。
この番組を見る限り、関西は楽園であり、外国である。
思い出したように「ほぼ日刊イトイ新聞」を見ているが、中沢新一の特集はめちゃくちゃ面白かった。土地は記憶しているんである。やはり吉本隆明は最重要なんだな、と改めて思った。
共同幻想論、もう一度読もう。