寝言を書いているのさ

 
 たまには見栄えを意識しないでスビスバと書き殴るのも楽しいもんさ。この口調は翻訳本を意識しているのだが読み返せばなんか沖縄弁みたいになっているから不思議さ。チンコ吸うさ。タイピングが出来ればもっと高速で書き殴れるんだけどあいにくできないので誤打が憎いのさ。そのままスラスラと行ければどんなに気持ちがよいのだろう。でもちゃんと書く場合はタイピングはむしろ邪魔なのさ。次のキーを探す間は次の言葉を選ぶ猶予なのさ。言葉を選ぶってのはなにも難しい言葉を遣うことじゃないのさ。義務教育で充分なのさ。段落毎に空白を空けるとか記号のあとは空白をあけるなんてのはただの作法であってその作法が守られているからってそれが優れている訳じゃないのさ。なにより作法ってのは訊けば一秒で解るものなんだからなんの価値もないのさ。自分だって一秒で解ったクセにソレを知らないヤツを見ると教示を内ポケットにしまいながら嘲笑う輩は結局はマナーが悪いのさ。おれは思うのさ。クダラネェやつほどクダラネェことにこだわるってな! 作法の会得ほど簡単なことは無いってことさ。これはどんな世界でも一緒さ。そんなこともわからないのかと糾弾するならそんなことくらい教えてやれよってことよ。まったくクダラネェ。でもそれがそのマナーってやつが世の中では重要なんだな、刈り上げは無難なんだな。誰しもが知っていることを知らないヤツらは誰しもがすぐに知り得ることによって区別されちまうのさ。周知は徐々にグレードアップされてきてラブソングとドラマは売れるのさ。なにが言いたいのかって別になにも言いたくはないのさ。なにか言いたいことがあったとしてもそれは響かないしそうするつもりもないのさ。ただの独り言さ。ゴムの塊を相手にしゃべってるんだ。眠るときは低反発が望ましいがね。いや女の肌、もしくは犬の腹みてーなのがイイな。できればデッドな環境でさ。静かなんだ。アタマの中がさ。とてもね。心地良いのさ。これを書き終えたあとは、さ。