マジメ日記

 
 でっかいコップが好きなですこです。こないだバカでかいコップを100均で買ってきまして、非常に気に入っております。もう、これなしでは生きていけません。
 
 札幌はまだ冬で御座います。三日間ほど2WDで走っていたのですが、また4WDに戻しました。パートタイム4WDは実に合理的でありまして、わたしが思うにフルタイム4WDとはとっても勿体ない代物と思うんです。アスファルトで4WDなんか必要ないはずです。
 11月の車検前に車を買い換えようかと検討中であります。貧乏なので当然中古ですが、選択肢はいまのところミニ・クーパー(旧型)かロードスター(旧型)です。どちらも真冬の北海道では乗りにくい車ですが、他に興味が湧かないのです。
 フィアット・パンダも良いのですがほとんどが左ハンドルでして、右ハンドルがあったとしても右ハンは何故かキャブ仕様なのです。ランチア・デルタも良いのですが、100%左ハンドルなので却下です。ぼく、左ハンドル、嫌い。なにより外車は維持が大変そう。
 わたしはジウジアーロが好きなのかも知れない。車も人間も外国産は“ケツ”が違う。ケツがイイし、維持費も大変だろう。
 こうして考えていると、国産で乗りたい車は皆無に等しいのです。
 オートバイならば400Fやエストレア(メグロSG)などの復刻版があるのですが、車の場合はまずありません。ヨタハチやエスロクが復刻されたのなら、わたしは買うでしょう。いや、買わないかも(どっちやねん)。
 にしても車ってのぁ高い。大抵の人の借金は車か家でしょう。ローンっちゅうのはイヤなモノです。
 まだ動くしなァ…考えちゃうナ。でも生命の危険もあるしナ。どうせならローン抱えたまま死ぬ方が幸せかも知れません。
 
 今年に入ってからめっきり酒量が増えまして、それというのも半年以上通っていた早朝歯科医が終わってしまった所為で、週二回の6:30起きがあったからこそ前日の酒を控えていた訳ですから、それがなくなってしまうとほぼ毎日呑んでしまうのです。
 やはり、自分以外のなにかに縛ってもわらないと、わたしは堕落の一途を辿るようです。自分で自分を縛るというのは最も苦痛な行為であり、その緊縛に苦痛よりも悦びを感じさせる信仰という行為は、元々は堕落した人間の葛藤によって発明されたのではないか。 つまりわたしは、教祖に成り得るということです。入信しなさい。年会費は20円、もしくは塩辛10gです。
 
 よく、「元・不良の教師」や「元・暴走族の塾講師」や「元・極道の宣教師」などが人々の関心や感動を誘いますが、わたしはどうも納得いきません。
 ずっとマジメにコツコツとやってきた人間が、彼らの陰に隠れてしまうというこの理不尽な現象は、やっぱりオカシイと思うんですね。ソコにカルトが生まれる土壌があるのは事実ですが、多くを語るのはよしましょう。
 なにが言いたいかって、マジメな人間がバカをみる世の中はオカシイって事です。
 善人は善人のまま、悪党は悪党のまま死ねばいいんです。
 
 マジメに働いてマジメに遊ぶというのは、とても大切な事だと思うんです。わたしはダラダラとお酒を呑んでいますが、独りで呑む時は必ずマジメに日記を書いていますし、友だちと呑む時もマジメに会話をしています。
 
 今夜は更にマジメに呑んでやろうと、以前から興味のあった「鶏ガラスープ」をグツグツ煮込みながら呑んでいます。
 わたしは味噌汁やスープなどが大好きで、最近はキャベツとベーコンと固形コンソメを入れてダラダラ煮込んで作るスープが好きで、でもできれば化学調味料が入っていないマジメなスープが飲みたいナ、と思い立ちましたが、さすがに牛すじのブイヨンは無理なので、鶏ガラの中華スープなら作れるのでは? ってことでスーパーで88円だった鶏ガラを煮込みながらマジメに酒を呑んどります。
 鶏ガラを湯通しし、その際にハンパじゃない量のアクが出るのでそのお湯は思い切って捨てる。白くなった鶏ガラは流水で洗う。
 鍋を洗い、鶏ガラと葱の青い部分数本と生姜を一かけ入れて強火で煮て、沸騰したらアクを取り弱火で二時間煮る。
 一時間後、ふと鍋を見れば蒸発して水量が半分になっていたので、水を足して蓋をした(これが敗因だった)。
 当初は黄金色のスープだったのだが、蓋をした事によって白濁してしまったようだ。
 二時間後、火を止め、漉す。塩を入れて飲んでみる――
 
 手間の割には美味しくない! いやん! ほとんど生姜汁!
 
 科学調味料を褒めるべきか、ビギナーの己を慰めるべきか。
 数分の鰹出汁ならすぐにリベンジするのだが、二時間の鶏ガラとなるとちょっと考えてしまう。
 
 マジメは面倒くさい。