闘病日記#1

 
 最近、googleなどの検索サイトから来られる方も居るので(ほとんどはY談のキーワードですが)、ここ数日の闘病記録を細かく書いておこう。そうすれば、もしあなたにこのような症状があらわれた場合、容易に病名が判り、また安心する事ができるだろう。下品な言葉が多発されると思われますが、それも世のため人のためという事でご寛恕を請う次第であります。
 
4/11 13:00
 昼飯のラーメンを食べ終えると軽い腹痛が。下痢時のような下腹部ではなく、胃の辺り、みぞおちとへその間の辺りがキリキリ痛む。ストレスによる胃の痛みとはまた別の痛みであった。

15:00
 腹痛が激しくなってくる。それを堪えていると突然悪寒に襲われ、脂汗がにじみ出てくる。快晴の空が高速で暗雲になってゆく感じ、と言えば解り易いだろうか。「こりゃヤバいぞ」と本能的にわかる。

17:00
 帰宅後、すぐに体温を計る。予想通り38.5℃を指した。咽喉の痛みや水洟などは一切なく、それが不気味を誘う。食中毒を考えたが、ここ数日は自炊であり、ナマモノは一切口にしていない。まさか昼飯のラーメンじゃあるまい。

18:00
 鎮痛剤を飲んで解熱をする。急激に体温が下がって36℃を指し、汗だくになる。なるほど、恐らく解熱剤というのは汗でもって体温を下げるという単純な作用なのではないか? ちなみに胃の痛みは全く治まらなかった。

20:00
 ふたたび悪寒が始まり体温計は38.8℃を指している。視界は霧がかっていて、若干の耳鳴りも伴っている。虫の息のような情けない放屁を、一分間に10回ほどする。凄まじい悪臭。「ドブ野郎!」との罵倒も甘んじて受け入れましょう。

21:00
 冷蔵庫に座薬がある事を思い出し、見てみると母の字で「38℃以上の時に飲むべし」との注意書きが。有り難く殻を剥き、肛門に挿入して就寝。

21:05
 放屁と共に座薬が《プンッ》と飛び出す。パンツを履き替え、新しい座薬を挿入す。

21:10
 やはり放屁と共に発射す。再度パンツを履き替え、座薬は諦める。一晩に二回もパンツを履き替えたのは、中学一年の時に夢精をして以来だ。

22:00
 ストーブをガンガン焚き、ホットカーペットもオイルヒーターもMAXにして就寝。異様に暑いはずなのに体がガクガク震える。就寝す――
 
 明日へつづく