成長してねーなぁー

 
 今月からお金がなくなるので、お金がかからない事に情熱を費やすぞ、ですこです。情熱に捨てられちまう前にな!
 
 かつて、『書くことが無いときは時事ネタに甘んじるべし!』とは言ったものの、社会情勢に興味がない時にはそれも無理な話だ。
 だが、ぼくには二段目がある――名のうて《ボツフォルダ》である。このフォルダの中には、“書きかけては途中でやめた”テキストファイルが大量に在る。つまずいた時はこれを元に日記を書けばいい……とは思ったものの、やはりボツはボツなのだった。なんの閃きも、膨らむべき酵母も存在しない、文字通りボツ集だった。とはいえ、中には面白いモノがあったので紹介しよう――
 

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「ヘイ、お待ちィ!」
 隆史は威勢良くどんぶりを差し出した。熱いどんぶりを片手で持って渡し、それを客が両手で持つ事に、ちょっとした優越感を覚えてい

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 ぼくはたぶん、この後になんらかの物語を書こうとしていたのだろう。自分で自分のボツに笑ってしまった。ぷぷぷー。
 
 
 そんな訳で、今日は携帯の機種変に行ってきたのだ。『年割』というのがあって、訊けばぼくはもう7年目だそうだ。いまはauだが、かつてはdocomoだった。docomoを解約した理由は、二度の水濡れだった。
 一度目は、当時ぼくはオートバイで通勤していて、突然の凄まじい豪雨に見舞われて携帯も故障してしまったのだった。一回目の手続きは、比較的安価だったと記憶している。
 二度目の水濡れは、朝方までスナックで呑んで(確かヒロ吉と)、そこのオネーチャンとイイ感じになって、帰宅するとそのオネーチャンから「また来てネ☆ちゅ☆」みたいなメールを、携帯を地べたに置きながらニヤニヤにているところに飲んでいたポカリをこぼしてしまった、ことだったと記憶している。
 二度目の水濡れに対してdocomoは、法外な値段を無愛想な応対で請求した。当時、docomoは一人勝ちの時代、ぼくはそういった殿様商売的な権力は大嫌いなので、すぐさま解約した。ぼくはもう二度とdocomoは使わないだろう。
 
 そうしてauに乗り換えたが、なんと7年目だという。auに替えてからすぐにHPを始めているので、ぼくの文章が人目に触れて7年目です。しかし、当時はログなんかは残っていなくて、全て書き捨てだった。にもかかわらず、ご丁寧にもぼくのウンコ詩をノートに書き留めている人も居た。バカである。
 
 当時、誰ひとり読者が居ない中で、ぼくはイキナリ謳ったのだった。
『文字だけの世界で面白くないヤツは、どこに行ったって面白いはずがない』
 それは正解だった、と今でも思う。
 その後、画像はおろか、マルチメディアなんかも普及してきて、これからは携帯でも様々なことができるに違いない。ぼくから言わせれば、カラフルなうんこが増えるだけだな。まさに、クソッタレ!
 
 そんな事を、最新の携帯を見つめながら書いている。ぼくは7年前と何も変わっちゃいない。つまりさ――(タイトルへ戻る