Last.fm ふたたび

 
 すっかり自転車ブームも去りつつある、飽き性ですこです。誰か、買い取ってくれないか(うわー)。
 
 暇さえあればPCで音楽を聴いて(垂れ流して)Last.fmに登録(Scrobbling)しているんですが、1000曲を超えた辺りでやっとNeighbours(ご近所さん)が現れて、そこに飛んでみると、非常に興味深い現象を発見したんです。
 ぼくのNeighboursはほとんど外人さんで、しかも20歳そこそこと若いんです。その彼らが「Elephant6」系を聴き込んでいる事に驚きました。この系統の音楽が流行ったのは10年前ほどですし、それらが本国で未だに聴かれている事に、驚くと同時に嬉しく思いました。
 Elephant6系をどういう音楽か説明するならば《必然的ローファイ》だ、とぼくは思います。「4Trから8TrのMTRへ移行した時は感動的だった」だの、「寝室のベッドで録ったヘッドミュージックさ」だのと、金は無いけど音楽が好きな輩による音楽であります。
 更に興味深い事に、Last.fmにはmixiなどのSNS同様《コミュニティ》があるのですが、なんとNeighboursの内の半数が『FUCK BUSH』なるアンチ・ブッシュのコミュに入っているのでした。そうです、音楽は人種を越えるのです(ぼくも早速コミュに入りました)。
 
 Last.fmの更なる醍醐味と言えば《Radio》でしょう。
 Personal、Love、Neighbour、Recommended、4タイプのRadioがあるのですが、先の2つは有料らしくてよく判りませんが、残りの2つNeighbourとRecommendedは非常に魅力的な機能です。
《Neighbour Radio》は『隣人ラジオ』で、Neighbourが聴いているであろう曲を自動で流してくれますし、気に入らない曲は飛ばす事もできます。
《Recommended Radio》は『お勧めラジオ』で、恐らくはLast.fm内の膨大なデータベースを元に自動選別してるっぽいのだが、これがなかなか的を射ていて侮れない。
 ぼくの場合は、カーティス・メイフィールドを登録するとスティービー・ワンダーが掛かり、バーズの登録でフライング・ブリトー・ブラザーズが掛かったりしていた。時たまハードロックが掛かるのはエアロスミスの影響だろうと思われる。
 最近は寝る前にPCをタイマーで1時間後に切れるようにセットをして《Recommended Radio》を流しながら曲当てをしている。聴いた事のないグッドミュージックが流れると、むくっと起きあがりPCをチェックし始めるので、寝不足は必至であります。
 ハッキリ言って、もはや有線もFMラジオも不要です。まさに最後のFMであります。
 
 重要な事は、《英語版》をインストールしないと挙げたラジオの機能は使えません。ぼくのような英語オンチでも使えるほど簡単なので、必ず英語版を使いましょう。日本語版をインストールしても何の意味もありません。
 いかにもJASRACが因縁をつけてきそうなシステムなので、将来的にも日本語版には期待できないでしょう。ぼくはこのシステムは、CDが売れるシステムだと思いますけどね。ニッチを煽るロングテールの典型だと思います。Amazonのカゴの中がめちゃくちゃ増えました。
 ちなみに、CDや音楽ファイルを1000曲以上所有していない人や、邦楽しか聴かない人はやめておいた方がいいです。あそこはオタクの集まりですから。手ぶらでアキバに来るんじゃねぇ! リュックからポスター出さんかいっ! ってなもんや三度笠
 二番煎じで《mixiミュージック》もあるけれど、あれに何の意味があるのかサッパリ判りません。噂で聞いたのですが、彼はおそらくWMPプラグインをインストールしたのでしょう。項目に無修正のエロビデオのタイトルが出てしまって、退会したんですって。ふははは!
 そこまで晒しちゃいけません。気をつけたいものですね。