あけおめシメオネですこです。
 
 小林薫ぢゃないヨ。
 
 昨年はそれほどお世話になりませんでしたので、今年もあまりお世話にならないと思いますが、よろしくお願いいたします。
 年賀状はいまのところ二通で、一通は床屋から、もう一通はなんと誤配です(号泣)。隣の入り口のM川さん、明日届けますので待って下さいネ。マジな話、民営化になったら絶対に誤配が増えますよ。最近多いし。
 学生の頃はプリントゴッコを駆使して毎年凝った年賀状を(大抵は干支が交尾しているやつ)書いてたんですが、以来十数年まったく書いておりません。その卑猥なデザインの所為でクラスの女子に「あんな年賀状送らないでよ!」と激怒されてから、わたしの創作意欲は急速に衰えたのです。
 
 例年のように大晦日に実家へ帰りました。
 駅のビルにグリが経営しているネイルサロンがあるというので、ついでに寄ってみました。親子三人で仲むつまじくお店の大掃除をしていました。
 久し振りの地元だったので、隣のデパートを徘徊してみました。そのデパートは三階建ての吹き抜けになっており、かつてやったイタズラを思い出しました。
 上から見下ろせる一階では、大抵の日曜日はなにか行事をやっていました。ウルトラマンショーだったり、アンパンマンだったり、子供向けのイベントです。
 当時はいまほど音響設備も充実していないので、BGMなどはエレクトーンのお姉さんの生演奏です。我々は上から見下ろしながら、唾を垂らしたりしていると、一人がポケットからコンドームを取り出し、膨らませて縛って風船を作りました。
 年頃なのか、先が出っ張った形だけでも面白くて、我々は「ギャハハハ!」と極めて下品に笑い続けながら、紙風船でそうするように弄んでいると、急にしじまが訪れました――全員一致の暗黙の名案、神の降臨であります!
 三階から、お姉さんめがけてコンドーム風船を解き放ちます。イベントには風船はつきものなので、ピンクのコンドームは何の違和感もなく、見事にお姉さんの手元に着地しました。鍵盤を見ているお姉さんは、最初は風船だと思って無視していましたが、気づいたのか、仰け反り、音がアヴァンギャルドに鳴りました。
 それを見た我々は「チャハハハ!」と笑いつつも、お姉さんの赤ら顔にエレクトしたのでした――。最低ですよ、ヒロ吉って。
 
 そんな訳で、年を越していまは自宅におります。暇やのぅ。