虫は嘲しない

 
 CDの値段が価値基準、ですこです。
 
 昨日受け取り損ねたCD等が届く。タル・ファーロウ、ジョン・サイモン、ハイ・ラマズMMWと、あとは本が数冊。本は内緒。買った本については言いたくない。恥ずかしい。全部エロ本だもの。
 MMWは、正式名称は『Medeski,Martin and Wood』といって、NYの先鋭的なジャズトリオなんだけど、今回のアルバムではJohn Scofieldというギタリストも加わって(パーマネントメンバーなのかは不明)、『Medeski Scofield,Martin and Wood』となっております。以前から「MMWにギターが入ったらどんな風になるのだろう?」と想っていただけに、とても興味深いアルバムだった。しかしながら年々マニアックになり過ぎているので、初めて聴くのならこのアルバムに限る。
 

Shack Man
Shack Man
posted with amazlet on 07.03.14
Medeski Martin & Wood
Gramavision (1996/10/15)
売り上げランキング: 101857
 
 この格好良さがわからない人は、豆腐の角に頭をぶつけて、頭上に葱と生姜を載せたまま、生きて下さい。生き切って下さい。
 
 タル・ファーロウは、古い白人ジャズ・ギタリストで、時代を考慮すれば超絶的なテクニックを持っている。しかも本業は看板職人である。
 ぼくは長い間「テクニック」を否定してきたんだけど、最近はテクニックを認めているし、技術というものは表現に於いて必要不可欠であり、それを会得している人は賞賛に値する、と考え直している。できないやつがなにを言うか、と。怠慢の“自称感性”で語るな、と。
 ジャズとは関係ないし、音楽的には好みでないけれど、スティーヴ・ヴァイの名演を貼っておきます。
 
 Steve Vai / Tender Surrender

 ライブ演奏じゃないけど、凄いですよね。風が強い。
 
 ジョン・サイモンは有名な敏腕プロデューサーで、たぶんあなたが持っているCDのクレジットにも彼の名前があるはずです。
 それにしても、ハイ・ラマズって、やっぱりいいなぁ。
 そういえば、金曜日に面白いCDが届く予定なので、愉しみにしていて下さい。笑えると思います。
 音楽だけが生き甲斐です。