貝独楽

 
 眠い目を擦って眠たい事ばかり書いている、奥二重ですこです。頬と包皮に疵持つ男でござんす(弱そー)。
 
 連続出勤が十日目にもなると、やはり疲れが溜まってくるのだが、疲れている時ほど呑みたくなるのが人情であります。昨夜はいいちこ一本空けちゃった。20℃だけど。
『のむ』を漢字で書く場合は「飲む」と「呑む」の二種類あるんですが、ぼくは使い分けますね。飲の場合は躰に良い物、呑は躰に悪い物。例えば、「液状のトウモロコシを無理遣り飲まされているガチョウ」よりも「〜呑まされている〜」の方が、しっくりきませんか。きませんか? ふーん、あっそ! 「水やジュースを飲む」、「酒と睡眠薬を一緒に呑む」。精液は、呑む、だろうね。いや、女性は飲むで、男性は呑むかも。飲みたい場合は飲むで、呑みたくない場合は呑む、で一件落着だ。まあ別にどうでもいいんだけど。
『いう』も「言う」と「云う」があるんだけど、使い分けますね。距離と階層かな。「彼女は言った」、「彼女は、そんな発言はしていないと云う」。まあ別にどっちでもいいんだけど。
 あまり表外漢字を遣うのもどうかと思うけど、好きにしたらええがな。ギターで云えばクォーターチョーキング的な効果があるのかも知れないね。もちろん、聞く耳がない人に対しては何の効果も御座いませんが、ある種の違和感を与える事はできるのかも。
 ちなみに広辞苑で(CD-ROM)「のむ」を引いてみると、「飲む、打つ、買う」が出てきたぞ。おーい。
 
 コメにも飽きてきたので、ボンゴレでも作ろうかと思いスーパーへ行くと、いつものコーナーにあさりが無い。しじみで作ってみようかと思ったが、特売コーナーに行ってみると大量の浅蜊が売っていた。普段の倍の量がパックされており、値段はそのままだ。初日はアサリの味噌汁、二日目はボンゴレで決まりだ。
 蛤仔の味噌汁の場合は、出汁はいらない。昆布だしなら構わないが、鰹だしは御法度だ。動物系を具にする場合、昆布が望ましいし、旬のあさりはそれだけで上等なダシがでるのだ。
 ボンゴレの場合、ぼくはスープ状にしていただきます(最後の汁が旨いのだ!)。 白ワイン(or ポン酒)とゆで汁を多めに入れて、麺はかなり固めに茹で上げる(1.6mmで五分程度)。料理が終わった後はフライパンをすぐに洗ってしまいたいので、そのタイムロスを考慮する。粗挽き黒胡椒は貝が開いてから、パセリは混ぜる時に散らす。
 と、このように「あさり」を四つの単語で表すのはブログ特有の書き方であり、検索ワードに引っかけたろかーい! という目論見でございます。
 
 貝塚があるくらいなので、人類は太古から貝類を食していたわけですが、貝って不思議ですよね。パカッと開く事が死の表明で、しかも食べ頃サインなんですよ。なんという潔さだろうか。でも、開くまではまだ生きてるんですよね。沸騰してから二分くらいは、まだ湯の中で生きてるんですよ! 凄い! ナマで食べるときは貝をこじ開けるんだけど、あの行為って惨たらしいなぁ。でもたまに、貝を擦り合わせて洗っている時に、胡桃を握りつぶす要領で破壊してしまいたい衝動に駆られる事もあったりしませんか。潰した瞬間、中身が動く図を想像したり。え? ない? ふーん、あっそ!
 昔、テレビで見たんだけど、ホタテって外敵から逃げるんですよ。蝶番をバタバタさせて逃げまどうんです。危険を察知するんだから、目や耳のような器官を持ってるんですよねー。凄いねー。え? そんなに凄くない? ふーん、“あっさり”してるね――
 
 じゃ、また! もう来るなヨ!