やっぱライブだろ
今日は画像が多いです。長尺ライブです。
公務員たちが公務を終える頃、
待ち合わせをして、
伽藍堂が登場。
一杯どころか、時間いっぱいまでやりますか。
お店を閉めてまで受付をしているスタッフさんたち。
名前なんだったか、急遽呼ばれて来たらしいです。コミカルな人で、例えるならば「ヤクザの温泉旅行の際に余興で呼ばれそうな人」でした。常にアウェイというか、なんというか。
おしっこをしました。ハコの名誉のために断っておきますが、フチに付いているのはうんこじゃござんせん。チョコレート、あるいはトウチ、もしくは黒胡椒の実、いや人間の実かもしれません(やっぱりうんこじゃねーか)。
「俺、やっと自分を見つけたよ」と黄昏れている風に見えますが、じつは明日の朝食のことしか考えていない伽藍堂。
真ん中の人、現在指名手配中です(密告禁止!)。
PAも忙しそうです。おつかれさまです。
上階のバーにて、顔面スクリーンショット。
ぼくはヒップホップをほとんど聴かないし、強いて言えばスチャダラやDE LA SOULは好きなんですが、こうして間近で今のヒップホップに触れるのは初めてで、とても新鮮でした。
かねてから感心していたのはラッパーたちの記憶力と滑舌の良さでしたが、それは彼らも同じで、非常に緻密に作られていました。
とても真面目に取り組んでいることを感じて、不覚にも感動してしまい、片隅にあった偏見は吹っ飛んでしまいました。
マジで、ヒップだったゼ!
お外ではドゥーワップのグループが音あわせをしています。デリカシーは遠く彼方に置いて図々しくパシャパシャ撮っていると「どこのカメラですか?」と訊かれたので、「ニコンです」と答えると、「いえ、どこの雑誌ですか?」と訊いてくるので、「趣味で撮ってます」と答えると、少し落胆されてしまいました。ごめんなさい。でも田舎のフリーペーパーよりは人目に触れると思います。
斜めに写っているのは、左端の人がベースを担当している重みのせいです。
STSです。元ベーシスト、現DJというか、冒険家。十代の頃、彼の家によく泊めて頂きました。そこはあまりにも寒い家だったので、抱き合って眠ったのでした。尿意をもよおしたぼくがトイレに行って用を足すと、続いてSTSが便所に行きました。すると「ちょっとー! ですこー!」とSTSの嬉しそうな叫び声が聞こえました。何事かと駆けて行くと、便器の底から氷柱が生えていたのです。この話をしても誰も信じてくれませんが、マジなんです。つまり、ぼくの尿道から出たおしっこが、底の方から急速冷凍されていたのです。逆氷柱なんです! 科学よ、ぼくたちに追いつけ! ほんとうに、ほんとうに寒い家だったのです。極寒の朝、いい匂いで目覚めます。STSは布団の中にいません。目を擦れば朝食が出来上がっているのです。コックであるSTSが作ったそれは完全なる和食で、ぼくたちは味噌汁から立ちあがる真っ白な湯気に包まれながら、昨夜の氷柱について話し、「あれは絶対に夢じゃない」と結論したのでした。
なにか楽しそうに話していますが、
ぼくが気になったのはマスターの見事な撫で肩っぷりだったので、
お構いなしにKNさんを撮ってしまいます。
この一見ふつうのおじさんと思えるT山さん、ぼくが知る限りでは札幌で最高のドラマーです。ほんとうに凄いドラマーで、途轍もなく素晴らしいミュージシャンです。
出ました、まったけ師匠。
独りで暴れています。これ、マジでパンクですよ。このギターはハンドメイドで、ヘッドにはなせか“寿”のインレイがあしらわれていたはずです。何度か弾かせて頂きましたが、めちゃくちゃに弾きやすいギターでした。チューニングはたぶんドロップGです。
メインのギターに持ち替えました。世界中のフルアコの中で最も格好いい、Gibson ES-295であります。拝み倒して一度だけ弾かせて頂いたことがあります。感激でした。ジョークで「下さい」といったら、本気で叱られました。ごめんなさい。
やっぱり睨まれちゃいました。
紛れもないロックンロールでした。
KZさん、あなたの排尿音こそ、今宵いちばんのロックでした。
お客も増えてまいりました。
出たな、JERRY "KOJI" CHESTNUTS。
この人には、華がある。誰もが認める普遍的な魅力がある。いつだったか、じつの兄であるANI氏が珍しく酔っぱらって言っていた――「あんないいやついねえぞ」。出てるね、人望の蜜が滲み出てます。
ベーシストが女性のバンドって、ほんとうに格好いい。これがギターになってしまうとフェミニズムに陥ってしまうんだけど、ベースだと旧き良き母系社会を想起させます。この安定感の気持ち良さは、遺伝子レベルの話なのかもしれません。
ハムバッカーなのにノイズが多かった理由は、アースが原因でしょう。塗装の感じでこれはヒスコレだと思いますが、ぼくも同じギターを持っているのでよくわかるんですが、テイルピースがないSGマエストロの場合、アースはアームに引いているんですが(ボディにちっこいトンネルがあるはずです)、得てしてアースが不完全なんです。
ドラム、良かった。
今回のベストショットです。
盛り上がりました。
終演後、お外には怖い人たちがいましたが、撮ってしまいます。ああ、殴れよ。
伽藍堂が「どうしてもなにか喰いたい!」というので、渋々ラーメンで〆ようとお店に入ると、食い気VS眠気と戦っているアスリートが。
こいつは旨そうに喰うんだ。
たしかに旨かったです。
でもダイエット根性を発揮して、徒歩で帰ることにします。
お宙に穴が空いています。
ライブやりたいです。音楽はライブです。これは譲れません。