フワッフワしてます

 
 こんばんは、落合福嗣似です。激似ですが、ナニカ?
 
 某日、自転車用のライトを買いに、珍しく徒歩で街へ出掛ける。明るい街は久し振り。
 20分ほど歩いて到着。あらかじめネットで定休日を調べておいたのにもかかわらず「本日定休日」との張り紙が……おいおい、年中無休って書いてたじゃねえか!
 仕方ないので閉店セールをしている老舗楽器屋『キ○ヤ』へ出向く。半額セールを謳っているが、予想通りちっとも安くない。こりゃ閉店詐欺だぜ。地元通の情報によると、持ちビルなのでテナントとして貸し出したいらしい。
 立て続けに拍子抜けしてプラプラと狸小路を歩いていると、前方で背の高い男が立ち止まったのを視界の端で感じた。⇒ JKC氏 だった。ほんっと街に出ると必ず逢う。
「うぃーす! やったぜ!」
「なにを?」
「⇒ Keis○n と⇒ Ley○na 呼んだぜ!」と、リュックから嬉しそうにフライヤーの原版を取り出すJKC氏。見れば自身がやっているレガエバンドが前座として出演する辺りが、いかにもJKC氏らしくて好きだ。どうやらD輔が動いたらしいが、ぼくは聞いていなかった。どうせ直前に電話くるんだろうけど。
 札幌、いや北海道在住のみなさん、これは行った方がいいよ。盛り上がります、打ち上げも盛り上がります、警察の内偵が入りま(ry。
 詳しいことがわかり次第アナウンスしますので(確か勤労感謝の日あたり)、お誘い合わせの上ぜひとも足を運んで頂きたく思っております候でございますm(__)m(←初めて使ったぜ!)
 そのあと、メシ。「いつ来るのー?」と散々言われていたので、正直もっとVIP待遇かと思ってた。さ、酒持ってこいやぁ!(よしなさい)
 
 手の傷が膿む。グロ画像を載せてやろうかと思ったが、田舎紳士なのでやめておく。そういえばコメントを、それほど心のこもっていないコメントを書いて下さったみなさんに、この場でハナクソをほじりながら感謝します(よしなさい)。
 ぼく自身は傷口なんか気にしてないんだけど、周りが「うわー! 痛そー! グロイー!」とかうるさいので、仕方なく適当な絆創膏を貼った結果が、膿むという本末転倒な結果となったわけだ。ちゃんと消毒もしている。
 こりゃなんかおかしいぜ、と思ってネットで調べてみると、「消毒やガーゼはよくない。かさぶたは治癒の進行が停滞している証拠」とあって、目から鱗だった。考えてみればその通りで、消毒をしてしまうと治そうとする菌(?)までをも一網打尽にしてしまうし、ガーゼは傷口にひっついてしまう上に、通気性が良すぎる(これ重要)。
 じゃあどうすればいいのかと言うと、傷口をこまめに水で洗って細胞が乾燥しないようにするといいらしい。だから、ラップを巻いて就寝してみる。
 翌朝、傷口を見てみると、生々しいがそれゆえに生命力を感じた。自分の膿だからできることなんだけど、匂いを嗅いでみると、いい匂いがした。赤ちゃんみたいな匂い。赤ちゃんは様々な雑菌と戦っているので、治癒を始めている傷口が似たような匂いを発するのも頷ける。
 それに、包帯等の代物が市民権を得た理由は、治療そのものよりも傷口を隠させるためなんじゃないかと推測する。失敗ミイラの包帯よろしく「醜いから隠せ!」と、大多数の無傷な人々の都合に拠るものではないのか。この一方的なベクトルは、異形なる者に対する自称健常者が押し付けたエゴである! それの一体どこが健常か! と、傷口から社会問題へと発展させてみる。でも、そういうことが根底にあると思う。
 
 相変わらず食欲も作る気も起きないので、『マルカワW豆腐』を買っておく。半丁づつになっていて便利。鰹節、ネギ、冷や奴。
 以前、Gが「住所教えろやぁ!」とか言って、突然送られてきた物は鰹節だったので驚いた。それがゆうパックではなく、エクスパックという辺りに、主婦の遣り繰り上手さを感じずにはいられなかった。
「これで出汁とったらうまいぞー」と言われたが、確かに綺麗な鰹節だった。血合いがまったく無い。貧乏性のぼくは、振りかける用に使っています。出涸らしなんてとんでもない!
 さらに、同梱されていたのは本枯れ節たったので、たまげた。「削る機械持ってねーよ」というぼくの嘆きに対するGの答えは、こうだった――
「ハンマーで砕けばいいじゃん?」
 お前はレッキングクルー(解体屋)のマリオか。
 
 スーパーの帰り道、よく見かけるアルビノの少女をみつける。なにもかも本当に真っ白な、小学校低学年くらいの外国人で、ランドセルがなおさら赤い。お父さんも見かけたことがあるけど、真っ白だった。もの凄く目立つんだけど、すぐに慣れてしまうのは、本当に白いからなのか、水みたいに透明に近いからなのか、それとも本当の白はこの世に存在しないからなのか、よくわからない――などと白々しいことを言ってみる。