リハビリ日記#24

 
 そこそこ労働。帰宅後、洗濯機ブン廻しながら包丁を研ぐ。
 包丁を研いでいるときの心の安まり方は、硯で墨を擦っているときに似ている(元書道部)。
 切れ味が復活した包丁で、一尾175円のゴマ鯖を味噌煮用に捌く。味噌煮はフィレで喰いたいので、小骨も毛抜きで処理する。
 既に野菜箱と化しているクーラーボックスに、ゴボウがあったので投入する。
 ゴボウは、うまい。ゴボウのない豚汁とか、ありえない。
 太平洋戦争時、米兵捕虜にゴボウを与えたところ、彼らは後になって「木の根を喰わされた!」と騒いだらしい。そりゃ夕食がドーナツのお国柄なんだから仕方ないか。
 
 また食べ物の話を書いてしまった。